子ども発達学科の専門授業「保育内容(表現?身体)Ⅱ」(専任講師?中山 佳寿子)では、つばき保育園に協力をあおぎ、児童文化財の上演会を行いました。
つばき保育園は本学から徒歩15分ほどのところに位置する在園児100人規模の認可保育所です。学生たちは5月から準備を重ね、2025年6月16日につばき保育園を訪問し、歌と人形劇のステージを上演しました。
●上演プログラム
<1?2歳児クラス発表グループ>
1.童謡「でんでんむし」ダンス
2.絵本『ままだいすき』読み聞かせ
3.ペープサート劇「あめあめだいすき」 |
<3?4?5歳児クラス発表グループ>
1.童謡ダンス「さんぽ」「勇気100%」「おもちゃのチャチャチャ」
2.絵本『にじいろのさかな』を演奏の読み聞かせ
3.シルエットクイズ
4.人形劇「おおかみのガオリーナちゃん」 |
<1?2歳児クラス発表グループ>
- 子どもたちにご挨拶。
緊張の瞬間です。いよいよ始まります!

- 童謡「でんでんむし」を歌って踊ります。1歳児も2歳児も、振付を真似して踊る姿がみられました。可愛い子どもたちの笑顔につられて、学生たちの緊張もほぐれました。

- 絵本『ままだいすき』の読み聞かせは、子どもたちとやりとりしながら、ゆったりと行いました。動物の真似をしてみせると、子どもたちの反応も大きくなりました。

- ペープサート劇「あめあめだいすき」の登場キャラクターはカタツムリとカエル、それにテントウムシです。最後には歌「にじ」を歌いました。伴奏はグロッケンシュピール(小型の鉄琴)のみですが歌声との相性は抜群でした。動画もご覧ください。

<3?4?5歳児クラス発表グループ>
- いよいよはじまります。子どもたちも集中して見てくれています。

- 童謡ダンスは学生が考えた振付で踊ります。フォーメーションやカノンなどのダンスの知識を生かして大きく踊りました。動画もご覧ください。

- 絵本『にじいろのさかな』は、セリフの面白さに着目して読み聞かせしました。オープニングとエンディングにはそれぞれオリジナルの歌をつけ、グロッケンシュピールとタンバリンで伴奏しました。

- シルエットクイズは最も子どもたちの反応が大きかった演目でした。動物や食べ物のシルエットを見て、口々に大きな声で答えてくれました。

- 最後は人形劇「おおかみのガオリーナちゃん」です。小さな舞台裏に、学生たちが身を寄せ合って演じています。

- 子どもたちも人形劇に登場するガオリーナちゃん、ミミ子先生、ブー子ちゃん、ポン太くん、メイちゃんそれぞれの気持ちに共感し、物語を見守ります。

子どもたちの手拍子や笑顔、大きなリアクションに助けられ、つばき保育園上演会は大成功に終わりました。この上演会は、授業という限られた時間のなかで、リハーサル可能な完成度までもっていく計画力と実行力、メンバーと分担し手際よくすすめる協同性、子どもたちの反応を喚起しながら演じてみせる実践力など、保育者として必要な多くの力を身につける機会となりました。